レイズの奇策。リリーフピッチャーを2日連続で先発させた理由。

リリーフのロモを先発に抜擢??

2018年5月19日、20日、MLBのタンパベイ・レイズがエンゼルスに対し、
ある奇策をした事が話題になった。その奇策というのが、
リリーバーのセルジオ・ロモを2日連続で先発させたことだ。
背景には、レイズの4番手、5番手クラスのピッチャーの立ち上がりを心配した監督が
「何か良い手はないか」と考えた末に思いついた策だそうだ。
当然メディアはこの奇策を面白がったが、レイズの奇策は見事に的中した形となった。

実はこの奇策、良い点と悪い点があることに私は気づいた。

 

良い点

MLBは現在、打高投低となっている。
良いバッターが各球団に揃い、特に1番~5番は最高級の
バッターがひしめいている。
そんな中、4番手、5番手のピッチャー、しかも立ち上がりに不安
があるピッチャーを出したらどうなるか。
MLBの回数で1番得点を取る確率が高いのが初回だそうだ。
これは、まさに「点を取って下さい」といっているようなものだ。
そんな中、初回に中継ぎのそこそこ良いリリーフが出たとしたら、
抑える確率はググっと増えるであろう。
ちなみにエンゼルスは右バッターが多く、レイズはそこも狙ってきた。
初回という魔の回を抑えることができたならば、
先発は残りのイニングを落ち着いて投げることができ、
しかも少ないイニングですむという利点もある。
4番手、5番手の初回の立ち上がりに不安のあるピッチャーには
オススメかもしれない。

偏ったシフト守備に関してはこちらをご覧ください。

変則シフト守備が面白い。メジャー、日本人選手の守備位置とは。

 

悪い点

まず、リリーフが出てくるというのは、先発の球数が多かったり、
怪我などのアクシデントがあったり、炎上をしてしまった時に
交代して出てくるものだろう。
当然、先発の出来が良く球数も少なかったら普通は出てこない。
しかしながら、この方法は初回に何が何でもリリーフを使うので、
酷使が大きい。更にリリーフが失点してしまうと先発も
モチベーションが崩れ、ノッてこない場合もあるかもしれない。
さらに、ピッチャーの目標である、完封、完投、ノーヒットノーラン
などの記録が達成できなくなる。これは投手にとってとても
辛いことだろう。
先発ピッチャーといったら、投手の中でも花形であり、
プライドがあるだろうから、いくら監督の指示であっても
不満が出ないとは限らない。
これが、中継ぎ先発の問題点だ。

 

この戦法ができそうな日本のチーム

この奇策を間違いなく取り入れそうなのは「横浜」だろう。
ラミレスは現在、どこの球団よりも早く8番ピッチャー制度を
とっている。8番ピッチャーのメリットは9番から1番につなぐ事が
できることだが、他の球団はなかなかこの戦術をしていない。
そうなれば、次の一手として、横浜新時代を作る上で、
中継ぎを先発に置くことは十分にありえる。
横浜には三嶋やエスコバーなど、十分先発でもやっていける
ピッチャーが揃っているし、2軍調整中の若手の中にも注目の
投手が何人もいる。更に左投手王国として多くの左ピッチャーが
いるので使いやすい。抑えの「ヤマヤス」は9回に温存するとしても
十分な働きができることは間違いないだろう。
よって、日本でまずこのやり方を利用するなら「横浜」だと私は
思っている。

 

「ポップアップ打法が大流行」

さて、世の中では野球も変化しつつある。
打者でいうとポップフライ戦術を取り入れたMLBのアストロズが
快進撃を続け、ワールドシリーズを制覇した。
その流れから、他の球団が取り入れ、打高抵投となった。
この理由としては、MLBの極端な分析シフトにある。
最近は分析技術が発達し、選手ごとにどこのコースに飛びやすいか
しっかりとしたデータがとれる。
そのデータをもとに守備をやられるとかなり厳しいことがわかる。
その対策として生まれたのが「ポップアップ打法」だ。
ゴロで取られてしまうなら、打ち上げようというアメリカらしい
発想で、この守備体系を崩してしまった。
この打法が現在のアメリカでは大流行だ。
まさに「フライボール革命」である。
代わって日本だが、いち早く取り入れたのが福岡ソフトバンクの
「柳田」だ。彼のパワーは常人ではないことは、すでに多くの人
が知っているが、「ポップアップ打法」を取り入れてからの柳田は
全てのスケールが大幅にアップした。
打率でも、ホームランでもパリーグの3本の指に入るようになったし
「柳田シフト」が通用しなくなったと感じた。
これは今後、日本球界でも流行ることを予感したが、
大振りになることや、パワーが足りなければこの戦法は使えないので
日本人には不向きかもしれない。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
野球も時代によって変化していることがわかりました。
これからどんな戦法が流行っていくのかわかりませんが、
時代の先をいくチームが強くなっていくのかもしれません。
それは、アメリカも日本も同じことです。
セリーグは広島が3連覇に近づいています。
これは、もしかしたら時代のトレンドを緒方監督が読み、
チームに還元しているのではないでしょうか。
これからも野球に目が離せませんね!

にほんブログ村 野球ブログ プロ野球へ
にほんブログ村

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です